皆さん、美しく高貴な姿で知られるロシア原産の大型犬ボルゾイというワンちゃんは知ってますか?
その昔、ボルゾイたちは優雅な見た目と違ってオオカミ狩りでハウンドドッグとして狼を追及するだけでなく、2~3頭1組で狼に襲い掛かるほど勇敢であったと伝えられています。
今回はそんなボルゾイの寿命について調べてみました☆
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ボルゾイの平均寿命
一般的に犬の寿命は12~15歳と言われています。ボルゾイの平均寿命は7年~10年と言われています。一般的なワンちゃんよりも短命という事になります。全般的に大型犬は小型犬よりも短命と言われています。
それでは、なぜ大型犬は小型犬に比べると平均寿命が短くなってしまうのでしょうか?
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ずっと一緒だよ☆
大型犬が小型犬よりも短命な理由
大型犬が短命となる理由は2つあると言われています。
- 成長スピード
- 臓器比率や遺伝子の違い
1.成長スピード
大型犬の場合、諸説ありますが大型犬は1才で人の12歳くらいの年齢に相当すると考えられています。1才以降になると成長スピードがやや緩やかになり、1才以降の大型犬の「人年齢」は、下記の方法で計算します。
小型犬の場合も諸説ありますが、小型犬が1才になると、人の17歳くらいに相当するとされています。そして大型犬と同じように、1才以降は成長スピードが少し落ちる傾向にあり、下記の方法で計算します。
この計算式で大型犬と小型犬それぞれの「人年齢」を計算すると、4才を過ぎた段階で大型犬の方が「人年齢」が少しずつ高くなることがわかります。つまり大型犬は、小型犬よりも「成長スピードが早い」ということになります。
この理由についてもいくつかの見解があり、まだあまり解明されていないそうです。 しかしそのうち1つの見解としては、大型犬は大きな体を維持するために、小型犬よりも多く細胞分裂している点が関係しているのでないかと言われてます。
そして細胞分裂の回数が増えると、ガン細胞の発生率も高めることがわかっており、大型犬の方が寿命が短いとされる理由の一つとして考えられています。
2.臓器比率や遺伝子の違い
大型犬と小型犬を比較すると、体の大きさに比べて心臓などの臓器が小さいことがわかっています。このことが原因で、日常的な体の負担が大きくなり、細胞の老化を早めてしまっているのではないかと考えられているそうです。
犬の体の大きさは、「IGF-1遺伝子」による「IGF-1因子(=成長ホルモンの一種)」が決定しているという説があります。この「IGF-1因子」の分泌が多いほど体が大きくなり、短命になる傾向があるという考え方です。
つまり、体の大きな大型犬はこの「IGF-1因子」の分泌が多く、それゆえ短命となっている可能性があるということになります。 このように、大型犬が小型犬よりも短命な理由には、さまざまな要因が関係しているそうです。
しかし近年、大型犬をはじめとする犬全体の平均寿命は延びつつあります。「大型犬は寿命が短いから」と気にしすぎるのはやめて、前向きに向き合っていくことが大切ですよ♪
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まるで子馬のようです☆
ボルゾイの寿命に影響する病気や怪我
ボルゾイの気をつけたい病気や、けがはこちらです。
- 胃捻転(いねんてん)
- 皮膚疾患
- 外耳炎
- 熱中症
- 脚や足の指の骨折
胃捻転
これはボルゾイのような大型犬に多い病気で、大型犬の死因2位とも言われています。胃が捻じれ、中で発生したガスで膨れた胃に周辺の臓器などが圧迫され、最悪の場合死に至ります。食後すぐの運動を控えて、一度に多くの食べ物を食べすぎないことなどで予防することができます。
皮膚疾患
皮膚疾患には様々なものがありその原因もまた様々です。予防ができないものもありますが、紫外線の浴びすぎによる皮膚の刺激に注意したり、ブラッシングやシャンプーで被毛と皮膚を清潔にしたりすることで防げるものもあります。
外耳炎
耳掃除で耳を清潔に保ってあげることが予防になります。しかし耳掃除のやりすぎは逆効果になるので注意が必要です。
熱中症
ボルゾイはロシア原産の暑さに弱い犬種です。暑い日に長時間運動や散歩させるときには注意が必要です。水分補給や運動する時間に気を付けることなどで対策をします。
このように病気は、それだけで死に至る場合もあれば、発症することで寿命を縮めることになることもあります。未然に防げるものには予防策を取ることが、ボルゾイの寿命を延ばすことにつながりますよ♪
脚や足の指の骨折
ボルゾイは脚が細くて長いので脚の怪我をしやすいようです。脚や足の指の骨折、足の爪が剝がれてしまうという怪我がよくあります。骨折や怪我で運動ができなくなると、ボルゾイが運動不足でストレスを抱えることが肥満の原因になり、結果ボルゾイの寿命を縮めることになります。
散歩や運動させるときには、十分注意してあげましょう☆
ボルゾイの寿命を延ばす食事について
犬でも人間でも健康な体を作るのに食事は大変大切なものです。ではボルゾイの寿命を延ばす食事とは一体どのようなものでしょうか?
- 太ってもなく痩せてもいない犬であること
- 人の食べ物を食べさせたことがない犬であること
適切な体重維持のために、ボルゾイに合った栄養をバランスよく摂ることができる食べ物といえば、やはりドッグフードが一番良いでしょうね☆近年のドッグフードは、そのバランスが考えられており大変優秀です。
人の食べ物を与えられた犬は肥満になりやすいという話もあります。市販されているドッグフードのパッケージにある給仕方法と量を、正しく与えることでボルゾイの体重管理を簡単にすることができますよ♪
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5頭のボルゾイを飼ってるなんて凄すぎる!
ボルゾイの健康長寿に役立つお手入れ・お世話のコツ
ボルゾイの「健康長寿」に役立つ、お手入れ・お世話のコツをご紹介します。日常生活に簡単に取り入れられるので、ぜひ実践してみてくださいね♪
室内は滑りにくいように工夫する
フローリングなどの滑りやすい床で暮らしていると、ひざ関節を痛める恐れがあります。特にボルゾイ等の大型犬は前足に負担がかかりやすいため、関節炎の発症リスクが高くなります。
犬が動き回る部屋には厚いカーペットやラグを敷いたり、ペット用の滑り止め材を塗ったりして、足元が滑りにくくなる工夫をしましょう♪
肥満に注意する
運動不足や食べすぎによる肥満は、骨に負担をかけたり、さまざまな病気にもつながります。適正体重を維持するためにも、フードは体重を見ながら調整しましょう☆
特にシニアに近づくと基礎代謝が落ちるため、これまで与えていたフードだと太ってしまうこともあります。今与えているフードがライフステージに合っているか、年を重ねるたびにチェックしましょう♪
1日1回のボディーチェック
1日1回は、スキンシップの意味も兼ねて、愛犬のからだを触りましょうね☆余裕がある時はマッサージをしてあげるのもおすすめですよ☆
犬の背中はツボの宝庫なので、なでてあげると免疫力アップにつながることもありますよ♪首周りも凝りやすいので、軽くもんであげるとコリがほぐれて運動機能もアップするでしょう☆
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この高貴さは他のワンちゃんでは真似できない♪
犬種は違いますがこちらの記事サルーキ☆愛犬の寿命と末永く一緒に健康に暮らす秘訣とは!?でも寿命についてまとめてますのでご覧下さい☆
まとめ
- ボルゾイの寿命は全犬種平均より短い
- ボルゾイの平均寿命は7年~10年
- 大型犬は小型犬よりも短命
- ボルゾイ等の大型犬が短命となる理由は2つある
- ボルゾイは胃捻転、皮膚疾患、外耳炎、熱中症、脚や足の指の骨折に注意が必要
- ボルゾイの寿命を延ばすには食事が重要
さてここまでボルゾイの寿命と長生きさせるコツについてお話を進めてきました。ボルゾイの寿命は犬の中では短いかもしれません。しかし平均寿命を超え、元気に生活しているボルゾイたちもたくさんいる事は事実です。
飼い主さんがボルゾイを家族として大切にしていれば、おのずと病気や怪我に注意する事になり、ボルゾイの寿命を延ばすことができるかもしれません☆要は飼い主さん次第なんですね♪
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