白くて毛がフワフワな、すごく存在感のあるグレートピレニーズ☆ピレネー山脈で昔から牧羊犬として活躍してきたため、日本では「ピレネー犬」という愛称で呼ばれることもあります♪そしてとても優雅で、私も初めて見たときはその迫力に感動しました☆
そんなグレートピレニーズの特徴といえば、何といってもあの大きな体ですよね!大型犬の分類になりますが、特に体の大きい犬種です☆なので、体が大きいが故にかかりやすい病気もあるので注意しなければなりません。
グレートピレニーズの大きさを他犬種と比較しながら詳しくご紹介していきますね♪そして、大型犬グレートピレニーズのかかりやすい病気についてもご紹介します。それではさっそく、体の大きさについて詳しく見ていきましょう♪
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グレートピレニーズの体の大きさを他犬種と比較!

グレートピレニーズの起源は定かではありませんが、歴史はとても古く、17世紀になるとルイ14世やマリー・アントワネットの護衛犬となり、とても愛されていました☆すごいですよね!歴史上の人物とも関りがあるなんて☆
1635年に「フランスの王室犬」として認められ、1850年頃にイギリスのビクトリア女王も犬が大好きで、グレートピレニーズを飼っていたことがあります♪
優雅で、忠誠心の厚いグレートピレニーズは古くから多くの人から愛されてきたのですね☆それではまず、オスとメスの体の大きさの違いから見ていきましょう☆
オスとメスの体の大きさの違い
グレートピレニーズはオスとメスで体の大きさに少し差があります☆
グレートピレニーズのオスの体の大きさ
オスはどれほど大きく成長するのか見ていきましょう♪
- 体高70cm~80cm
- 体重50kg~60kg
オスは両足をピンと揃えて立った時の、足のつま先から背骨までの高さが70cm~80cm程まで成長するのが平均的です☆
でもこれは人間でいう、足のつま先から肩くらいまでの高さなので、そこにグレートピレニーズは大きな頭があります!そう考えるとさらに大きく感じますよね☆
体重は50kg~60kgが平均的で、なんと大きい子では70kgになる子もいるそうです!グレートピレニーズは日本人男性の平均ほどの大きさ、さらにそれ以上の大きさに成長するのです☆すごい!
それでは次に、メスの体の大きさについて見ていきましょう♪
グレートピレニーズのメスの体の大きさ
オスの体の大きさについてわかったところで、メスはどれくらい大きく成長するのか見ていきましょう♪
- 体高65cm~75cm
- 体重40kg~50kg
メスは両足をピンと揃えて立った時の、足のつま先から背骨までの高さ(人間だと足のつま先から肩くらいまで)が60cm~75cm程まで成長するのが平均的です☆
そしてさらに大きな顔もあるので、メスもオス同様、とても迫力のある出で立ちに成長するのがグレートピレニーズなのですね!
体重は40kg~50kgが平均的で、日本人女性の平均ほどの大きさまで成長します☆オスと比べると、メスはオスよりも5cm~15cmほど体高が低く、体重は10kg~20kgほど軽いので、小さく感じる方もいるかもしれません!
ですが、メスも人間の幼児よりもはるかに大きく、日本人女性の平均体重ほどもあると考えると、とても迫力があり、大きく感じますよね☆かっこいい!
引用 インスタグラム
見てください☆この大きさ!2本の足で立つと、こんなにも背が高いのですね☆写真でもかなり圧倒されちゃいます♪
オスとメスの体の大きさの違いについてわかったところで、グレートピレニーズと他種の大型犬との体の大きさの比較を詳しく見ていきましょう♪
グレートピレニーズの体の大きさを他種の大型犬と比較☆
グレートピレニーズは大型犬ではなく超大型犬なのです!その理由を他種の大型犬と比較しながら見ていきましょう♪
グレートピレニーズと他種の大型犬を比較!
大型犬の中でもグレートピレニーズはかなり大きい分類となります☆オスとメスの体の大きさのおさらいです♪
- グレートピレニーズのオス:体高70cm~80cm、体重50kg~60kg
- グレートピレニーズのメス:体高65cm~75cm、体重40kg~50kg
グレートピレニーズと他8種の大型犬との比較を見てみましょう!まずは日本でよく見かける他4種の大型犬からご紹介します♪
日本でよく見かける他4種大型犬との比較
それでは、他4種の大型犬とグレートピレニーズを比べてみましょう!
- ゴールデンレトリバー
オス:体高58cm~61cm、体重29kg~34kg
メス:体高54cm~57cm、体重24kg~29kg
- ラブラドールレトリバー
オス:体高57cm~62cm、体重29kg~36kg
メス:体高54cm~59cm、体重25kg~32kg
- 秋田犬
オス:体高64cm~71cm、体重39kg~59kg(体重は大きな差あり)
メス:体高58cm~66cm、体重27kg~50kg(体重は大きな差あり)
- シベリアンハスキー
オス:体高53.5cm~60cm、体重20.5kg~28kg
メス:体高50.5cm~56cm、体重15.5kg~23kg
どうでしょうか?ゴールデンレトリバーもラブラドールレトリバーも、実際見るととても大きく見えますが、グレートピレニーズは体高と体重どちらも、この2犬種よりひと回りも大きいのです!
秋田犬は、同じ秋田犬でも体重に差があるようなので、体重だけ見るとグレートピレニーズと同じくらいの子もいるかもしれません♪それでも、秋田犬の中で大きい子はグレートピレニーズの中では小さい方なのです!驚きですよね☆
秋田犬も同様ですが、シベリアンハスキーはグレートピレニーズと似たように、長くフワフワの毛に覆われている、見た目に迫力のある犬種です☆
ですが、グレートピレニーズとシベリアンハスキーを比べると、体高は10cm~30cm、体重は20kg~40kgと大きな差はありますが、ひと回りもふた回りもグレートピレニーズは大きいんですね!
引用 インスタグラム
アメリカに住んでいるグレートピレニーズとシベリアンハスキーが追いかけっこをしています☆この2匹を比べると、グレートピレニーズがどれほど大きいかがわかりますよね!
それでは次に、日本では珍しい他4種の大型犬との比較をご紹介します♪
日本では珍しい他4種の大型犬との比較
次に紹介する大型犬は、グレートピレニーズと同じくらい、実際に見るととても迫力のある大型犬です♪
- バーニーズマウンテンドッグ
オス:体高64cm~70cm、体重41kg~54kg
メス:体高58cm~66cm、体重32kg~45kg
- ジャーマンシェパード
オス:体高60cm~65cm、体重30kg~40kg
メス:体高55cm~60cm、体重23kg~32kg
- ドーベルマン
オス:体高68cm~72cm、体重40kg~45kg
メス:体高63cm~68cm、体重32kg~35kg
- ロットワイラー
オス:体高61cm~69cm、体重50kg~60kg
メス:体高56cm~64cm、体重35kg~48kg
いかがでしょうか?これら4犬種を見たことがある方は、もうすでにグレートピレニーズがいかに大きいかをイメージすることができたと思います!
バーニーズマウンテンドッグもジャーマンシェパードも、体高が高く、さらに貫禄(かんろく)のある見た目で、実際見ると「うわ~♪すごい!」と声を出してしまうほど、ものすごく見た目に迫力のある犬種ですよね☆
でもグレートピレニーズはこの2犬種よりも大きいのです!私はグレートピレニーズとバーニーズマウンテンドッグが一緒にいるのを見かけたことがないのですが、以前は同じくらいの大きさと思っていました!
ですが、比較すると最高だと体高は15cm程、体重は20kg程も差があると知り、とても驚きました☆ジャーマンシェパードは足が長く、実際に近くで見ると、体高もありかなり圧倒されますよね!
でも、体重はグレートピレニーズの平均以下なのです!本当にグレートピレニーズの大きさにはびっくりしますね☆
ドーベルマンは小顔でスタイリッシュな出で立ちで、かっこいい印象ですが、体高はグレートピレニーズの中では低い方となり、体重は大型犬の中ではあまりない方なので、グレートピレニーズの平均以下です!
ロットワイラーはかなり筋肉質で貫禄もあり、かなり大きい印象がある方もいるかもしれません♪筋肉が多いので体重も重いのですが、体高はグレートピレニーズの方が高く、体重は最高で20kgも差があるんですね!
引用 インスタグラム
ひとりだけとても大きいグレートピレニーズ・・・!他の2匹がすごく小さく見えますね☆
顔が大きいと大型犬の場合はさらに大きく感じます☆グレートピレニーズは体が他の大型犬よりも大きいだけじゃなく、頭も大きいので、圧倒されるかもしれません。
でも、決して怖い印象はなく、優しくて穏やかな瞳を持っているのがグレートピレニーズ♪飼い主さんへの愛情が深いだけでなく、小さな子どもや動物に対してもとても上手に接することができるのです☆さらにセラピー犬として活躍する子も、世界にはいるんですよ♪
引用 インスタグラム
子猫と遊ぶグレートピレニーズ♪ふたりとも完全にリラックスし、このグレートピレニーズも子猫のことが可愛くて仕方ないって感じに見えますね☆
引用 インスタグラム
とっても心温まる写真ですね♪グレートピレニーズは子どもにとって親友、またはお兄ちゃんやお姉ちゃん的な存在にもなってくれることもあるかもしれません☆
グレートピレニーズは大型犬の中でも特に大きく、心優しい犬種だとわかったところで、最後にグレートピレニーズの大型犬ゆえにかかりやすい病気についてご紹介します☆
グレートピレニーズのかかりやすい病気
グレートピレニーズは大型犬の中でも特に大きい分類の超大型犬となります☆体が大きいので、体重もそれに合わせ重くなるのはとても自然なこととなりますね。
体重が重いということは、関節に負担がかかりやすくなるということになります!グレートピレニーズには超大型犬ゆえに、気を付けなければならない関節の病気と疾患があるので、ご紹介していきますね。
- 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
- 股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)
- 胃捻転(いねんてん)
グレートピレニーズが特に気を付けなければならないのが、膝蓋骨脱臼です!「パテラ」という病名でご存知の飼い主さんもいるかもしれません。
人間の体に例え簡単に説明をすると、膝蓋骨というのは、人間の「膝のお皿」と呼ばれる部分がずれてしまい(脱臼)、膝を正常に動かせなくなってしまうということです!想像するだけでも痛いですよね。
生まれつきの場合もありますが、そうでない場合は高いところからジャンプしたり、何かにぶつかった衝撃で骨が変形し、膝蓋骨脱臼になってしまうことがあるので気を付けましょう。
立っているだけなのに足がガクガクしていたり、足を引きずったり、痛みで泣いているということがあれば、膝蓋骨脱臼を疑う必要があると言えます!
股関節形成不全は股関節が変形し、それにより股関節が緩んだり、痛みを感じる病気なのですが、子犬から成犬への成長期に発症した場合は比較的軽度で済むこともあります。
成犬や老犬に発症した場合は重度なケースが多く、成長期にすでに変形し始めていたのが悪化してしまっていたということが多いです。成長期の間に定期的に健康診断をし、早めに発見をしてあげましょう!やっぱり何事も早期発見が大切なのですね!
膝蓋骨脱臼は大型犬だけではなく、小型犬や中型犬にも起こる可能性はあるので、私も気を付けなければならないなと改めて感じました。
胃捻転というのはまだ原因はきちんとはわかっておらず、何らかの原因で胃がねじれてしまうことで、突然発症する病気です!ごはんを食べた後にすぐ、胃がどんどん大きく膨らんでいき、胃をねじってしまうことがあるということ。
死に至ることもあるそうなので、すごく怖い病気ですよね!
胃捻転の原因についてはよくは知られていませんが、この病気を引き起こしてしまう可能性があると言われている原因は、「老犬であること」、「早食い」、「食べてすぐの運動」などいくつかあります。
予防としては、「食後すぐの運動をしない」、「すごく空腹という状態にさせない」、「食事を2~3回と回数を多くする」などを普段から予防として行いましょう☆
実際、獣医さんのなかでも胃捻転になった犬を知っている先生は少なく、小型犬を含めそれほど一般的ではないと言われている疾患です。
私の知り合いの獣医さんに聞いたところ、「それは多くの飼い主さんが一生懸命勉強して、予防に良いと言われていることを普段からやってくれているからじゃないかな☆」と言っていました!
やっぱり獣医さんから褒められると嬉しいですよね♪
引用 インスタグラム
左が生後2か月の時で、右が生後5か月の時だそうです!どちらもまだ赤ちゃんの時の写真だなんて、グレートピレニーズは生後5か月でここまで大きくなるのですね☆
この記事では、グレートピレニーズの体の大きさ、他犬種との比較、そして気を付けなければならない病気についてご紹介しました☆
大型犬のかかりやすい病気について詳しく知りたい方はゴールデンレトリバーの病気とその症状!!愛犬の健康を守る☆をぜひご覧ください!
また、他にもグレートピレニーズの記事がありますので合わせてどうぞ。グレートピレニーズとサモエド、こんなに違いがあったんだ!?
まとめ
- グレートピレニーズのオスの体の大きさは、日本の男性平均かそれ以上まで成長する。
- グレートピレニーズのメスの体の大きさは、日本女性の平均ほどまで成長する。
- 日本でよく見かける大型犬の他4種よりも、グレートピレニーズの方がひと回りかそれ以上程大きい。
- 日本で稀に見かける大型犬の他4種よりも、グレートピレニーズの方が体高も高く、体重も重い。
- グレートピレニーズに威圧的な印象はなく、とても穏やかな性格をしている。
- 膝蓋骨脱臼・股関節不全・胃捻転は、グレートピレニーズがかかりやすい病気である。
いかがでしたか?グレートピレニーズは、豊富で白い毛に体全体が覆われていて、顔も大きいため、実際見るとさらに大きく感じるでしょう☆超大型犬なので、圧倒されることは間違いありません☆
ですが、写真や動画を見ていただいたらわかるように、とても穏やかで優しいということがわかりますよね♪
日本にもグレートピレニーズを飼っている方はいるようなので、見たことがない方はぜひ会えるといいですね☆最後まで読んでいただきありがとうございました☆
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