みなさんは、"北海道犬"という犬種がいるのを知っていますか?柴犬や秋田犬は知名度が高いですが、北海道犬ってあまり名前を聞かないですよね。
この北海道犬、とても有名なテレビCMに出演しているので、みなさんも一度は目にしたことがあるはずです!実は、某携帯会社CMのお父さん犬って、北海道犬なんですよ☆近年では、白い毛色の北海道犬の人気が高まっています♪
今回は、別名"アイヌ犬"とも呼ばれている国の天然記念物、北海道犬は外飼いに向いているのか?というテーマに焦点を当てていきますね♪
Contents
北海道犬は外飼いに向いているの?







外飼いに向いている犬種と向いていない犬種がありますが、北海道犬は外飼いに向いている犬種といわれています☆もちろん室内で飼うこともできますが、昔ながらの犬小屋で飼ってみたいという方もいますよね。調べてみると、外飼いに向いている犬の特徴は3つあるようです!
- 日本犬
- ダブルコートの犬種
- 寒い地域原産の犬種
なんと、外飼いに向いている犬の特徴全てが、北海道犬の特徴に当てはまっていました!でも、これだけでは分かりづらいので、ひとつずつ詳しく説明していきますね♪
独立心が強い日本犬!
近年では室内でワンちゃんを飼っている人が大半ですが、一昔前は外飼いが主流だったことを知っていますか?昔は愛玩犬(あいがんけん)としてではなく、家を守る番犬として外でワンちゃんを飼っていたのです!
柴犬・北海道犬などの日本犬は、日本の気候に慣れているので外飼いでも問題ありません。毛の生え変わりによって、ある程度は暑さと寒さに適応することができます☆
ただ、北海道犬の場合、寒さには強いけど暑さには弱いようです。梅雨や夏などの暑い時期は、エアコンのきいた室内で過ごさせてあげると熱中症などを予防することができますよ!
また、雨が強く降っているなど天気が悪い日も、家の中に避難させてあげましょう!ワンちゃんの体に負担をかけないためにも、天候が悪くなりそうなときは早めに室内へ移動させましょう。
引用 インスタグラム
この子は北海道犬ではなく柴犬ですが、基本的に家の外で暮らしているようです♪ ふかふかのベッドが用意されていて、気持ち良さそうですね☆
日本犬は自立心が強い性格をしているので、家の外にいても寂しさを感じることが少ないと言われています。でも、ちゃんと毎日スキンシップをとってあげてくださいね!
日本の気候に適応☆ダブルコート
ダブルコートとは、固い毛と柔らかい毛が二層になっている毛並みのことです♪ 柔らかい下毛をアンダーコート、固い上毛をオーバーコートと呼びます。
アンダーコートは寒い季節に伸び、暑い季節になると抜けるようになっています。季節によって毛量が変わるので、ダブルコートの犬種は四季のある日本の気候にピッタリです☆
引用 インスタグラム
こちらは、寒い季節に撮られた北海道犬の写真です♪ 毛にボリュームがあるので暖かそうですね!真っ白な雪の上に、真っ白な北海道犬・・・なかなか風流ですね。
引用 インスタグラム
こちらは、暑い季節に撮られた北海道犬です。冬と比べて毛量が減っているのが分かりますね!ゴッソリと毛が抜けるので、部屋の中が汚れないのが外飼いのメリットのひとつです♪
寒さに慣れている♪北海道原産の犬
北海道犬に限らず、全てのワンちゃんは暑さに比べて寒さに強いといわれています。その中でも、北海道犬やシベリアンハスキーなどの寒い地域が原産の犬種は、特に寒さに慣れています♪
でも、暑い季節の外飼いには注意してください!東北や北海道などの涼しい地域で飼っていても、油断は禁物です。北海道犬などダブルコートの犬種にとって、夏は23~26℃が一番過ごしやすい気温です。27℃以上の暑い日は、部屋の中に避難させましょう!




外飼いのメリット
室内飼いが当たり前になっている今、「外飼いはかわいそう・・・」という声を聞くことがあります。でも、ワンちゃんの過ごしやすい整った環境で飼うことができれば、外飼いにもメリットがあります!これから、外飼いのメリットを3つ紹介していきますね♪
その1、家の中が汚れない
外飼いなら、"部屋に落ちた抜け毛を掃除しなくてもよい"というメリットがあります♪ 犬の毛が生え変わる換毛期(かんもうき)の掃除って、結構大変なんですよね。室内飼いをしている綺麗好きな私の友人は、6時間おきに掃除機をかけているそうです(笑)
また、散歩のあとワンちゃんの肉球に付いた土が、家の中に入る心配もありません☆トイレを失敗して部屋の中が汚れることもないので、なかなか掃除をする時間が取れない忙しい人には、嬉しいメリットです!
その2、犬の匂いがつかない
いつもそばにいる愛犬の匂いを、飼い主が意識することってあまりないですよね?でも、犬の匂いは家の中に染み付いているんです!お客さんが家に遊びに来たとき、「もしかして、ワンちゃん飼ってる?」と聞かれてハッとすることがありますよね。
室内飼いだと、動物の匂いが苦手な人や犬アレルギーを持っている人に、不快な思いをさせてしまう可能性があります。外飼いだと、そんな心配がないところがメリットのひとつです♪
その3、いたずらや誤飲の心配がない
壁紙や高級家具に引っかき傷を付けられると、いくらかわいい愛犬の仕業だったとしても、ショックですよね・・・。部屋の中をいつも綺麗にしておかないと、床に落ちた輪ゴムやヘアピンなどを食べてしまう危険もあります!
犬にとって有害な、チョコレートや玉ねぎをかじってしまったら大変です。もし誤飲してしまったら、すぐに動物病院へ連れて行ってあげてくださいね!
家の中は、ワンちゃんが興味を持ちそうな生活雑貨であふれています。タバコの吸殻などのゴミに気を付けておけば、外飼いの方がいたずらや誤飲の心配が少なくて済みます♪


外飼いのデメリットと注意点
続いて、外飼いのデメリットを見ていきましょう!ワンちゃんを外飼いするときの注意点も一緒に紹介していきますね♪
脱走の危険がある
首輪が切れたり、リードの繋ぎ方が不十分だったりすると、ワンちゃんが脱走してしまう危険があります。最悪の場合、道路に飛び出して交通事故にあってしまうかもしれません・・・。これは、絶対に防ぎたいですよね!
対策としては、"屋外用サークルを設置する"という方法があります!ワンちゃんの脱走を防止することができるサークルは、ネット通販でいろんな大きさ・種類のものが販売されていますよ☆
引用 YouTube
この動画で紹介されているサークルは、室内でも屋外でも組み立てて使うことができるんですよ!大好きな愛犬と一緒に、バーベキューまで楽しめてしまうすぐれものです☆
また、サークルには脱走防止だけでなく、ワンちゃんの安心できる場所を作るという役割もあります!敷地が広すぎると、犬はいつも広範囲に気を配ることになり、なかなか落ち着けません。休みたいときや寝るときは安心できる場所が必要なので、屋外用サークルを設置してあげましょう♪
体が汚れやすくなる
外にいると、土や黄砂などの影響で、体がどうしても汚れやすくなってしまいます。愛犬の体をキレイに保って病気を防ぐために、定期的に体を洗ってあげましょう!
引用 インスタグラム
真っ白で美しい毛ですね☆外飼いの場合、大体1ヶ月に1度のペースでシャンプーをしてあげましょう。あまりペースが早すぎると、乾燥肌の原因になるので気を付けてくださいね!
吠えたり、噛み付いたりする危険がある
きちんとしつけができていれば問題ありませんが、家への来客や宅配業者などの訪問があったときに吠えてしまう可能性があります。番犬としては優秀ですが、噛み付いてケガをさせてしまったら大変です!
ワンちゃんを繋いでおくリードは、長すぎず、短すぎず適切な長さに調節しましょう♪ 目安は、野外用サークルの中を十分動き回れる長さです。リードが長すぎると、絡まって思わぬ事故の原因にもなりかねないので、注意しましょう!
また、表札などに犬を外飼いしていることが分かる目印をつけておくのも良いです♪ ステッカーや注意書きを貼っておくと、突然犬に吠えられてビックリさせてしまうということが少なくなります!
平均寿命が短いというデータがある
室内飼いのワンちゃんよりも、外飼いのワンちゃんの方が寿命が短いというデータがあります。これは、外にいるとノミやダニ等の寄生虫・ウイルスに感染する危険が高まるからです!また、そばにいないので体調の変化に気付きにくいことも理由のようです。
心が痛みますが、飼い主の目が届かないところで、愛犬に悪質ないたずらをされたという話もあります・・・。念の為に防犯カメラを設置しておくと、いたずら対策になります。飼い主さんは、できるだけワンちゃんの様子を見に行ってあげてくださいね!
悪天候の影響を受けやすい
飼い主が家にいないとき、突然の雷雨や大雪に襲われてしまったら、ワンちゃんはびしょ濡れのまま帰りを待つことになります。天気予報は毎日確認して、天気があやしいときは室内で過ごさせるようにしましょう!
急に大雨が降っても避難できるように、屋根付きの犬小屋を用意しておくと安心です♪ 犬用の暖房やクーラーも設置してあげると、大切な愛犬の体温を守ることができますよ!
引用 インスタグラム
立派な茅葺(かやぶ)き屋根ですね!床も高くしてあるので、これなら雨に濡れる心配がありませんね☆北海道犬を飼ってみようと考えている方は、ぜひ下の記事もご覧になってみてくださいね♪


まとめ
- 北海道犬は、外飼いに向いている☆
- 犬は暑さに弱いが、寒さには比較的強い!
- 室内飼いも外飼いも、誤飲を防ぐために掃除しておくことが大切!
- 脱走を防ぐために"屋外用サークル"を設置しておくと安心♪
- 急な悪天候でも避難できる、犬小屋を設置しておくと良い☆
いかがでしたか?外飼いのワンちゃんは最近あまり見かけませんが、昔ながらの犬小屋で日本犬を飼ってみるのって憧れますよね!外飼いにはメリットだけでなく、デメリットや注意点もたくさんあるんですね。
この記事が、「犬を外で飼ってみたいけど、どうやって飼えば良いか分からない」という方の参考になれば幸いです☆室内飼いのワンちゃんと同じくらい、たくさんスキンシップをとって可愛がってあげてくださいね!