日本スピッツって真っ白でふわふわしていて、とても華やかで可愛いですよね~☆そんな日本スピッツですが、白いポメラニアンとそっくりだと思いませんか?私のイメージでは日本スピッツが少し大きいような気がしますが、それ以外の違いってどんなものがあるのでしょうか。
今回はそっくりな日本スピッツとポメラニアンの違いや共通点・特徴について検証してみたので、ご紹介しますね♪
Contents
日本スピッツとポメラニアンの違いについて

大きさの違い
まずは日本スピッツとポメラニアンの大きさについて検証します☆ポメラニアンは小さいイメージだけど、日本スピッツはそんなに大きくもなく小さくもない、そんなイメージがあるのではないでしょうか。では早速、比較してみましょう!!
- 体高はオスが30~38㎝(メスは少し小さめ)
- 体重は5~11㎏
日本スピッツは中型犬としては少し小さめで、体高はA4用紙の縦が29.7㎝なのでそれより少し高いぐらいですね☆体重はお米1袋といった感じでしょうか。そう考えると、結構重いですよね~。
では、次はポメラニアンの大きさを見ていきます。
- 体高20㎝(上下2㎝の差まで)
- 理想体重1.8~2.3㎏
ポメラニアンの体高は大体大人の手の大きさと同じぐらいで、体重は1リットルの牛乳1パックと同じぐらいでしょうか。ということは、片手で持てちゃいますね!このように見てみると、ポメラニアンがかなり小さくて軽いということがわかりますね☆

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引用 インスタグラム

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このように比べてみると改めてポメラニアンが小さいというのを感じますね。これで1つ目の違い、大きさが違うということがわかりましたね☆次は毛色や顔立ちなどの見た目を比較していきましょう♪
見た目の違い
次は日本スピッツとポメラニアンの見た目についてご紹介していきます♪

- 耳が立っている
- 黒く大きなアーモンド型の目
- 目鼻が高い
- 口が尖ったスピッツの系統
- 白い被毛が特徴(認められた毛色は純白のみ)
ここにもあるように日本スピッツの見た目の大きな特徴は、真っ白できれいな被毛に真っ黒で大きな目ですよね~。それに目鼻立ちもしっかりしています。また首から胸にかけての飾り毛もとても美しいですよね☆
日本スピッツの耳は立ち耳ですが、寒さに適応するために小さく分厚い三角形になっているようです。足はすら~っとしていて尻尾は飾り気があるので、とても華やかですよね♪

- 小さな頭に大きな丸い目
- 手足が小さい
- 背中に向けて巻いているしっぽ
- 毛色のカラーバリエーションが豊富
基本的にはポメラニアンはやっぱり小さいですよね。でも、目は丸くて大きな目をしています☆これがポメラニアンの魅力の1つかもしれませんね♪そして忘れてはいけないのが、背中に向けて巻いているしっぽですね☆このしっぽもとても可愛らしいですよね。

先ほど見た目のところにもありましたが、日本スピッツで認めらている毛色は純白のみなんです!!だから街中で見かける子は白い子ばかりなんですね~。
引用 インスタグラム
毛色はきれいな純白ですね。後ろ姿もとても可愛らしくて華やかです☆そしてやっぱり足が細いですね!!

- ブラック
- ブラウン
- チョコレート
- レッド
- オレンジ
- クリーム
など、まだまだあります!
ここにあげたのが全部ではなく、2色以上の混色の子もいます。それにしても日本スピッツと比べると、毛色の種類がとても多いですよね!!画像で豊富なカラーバリエーションの一部を見てみましょう。
引用 インスタグラム
左側の子がブラックで真ん中の下の子がホワイト、真ん中の上の子がブラック・タンで右側の子がブルー・タンですね。ここだけでも4種類の毛色の子がいます☆

お手入れについて

つまり、お手入れは共通点が多いということになります。どちらもブラッシングやシャンプーなどお手入れをしっかりしてあげないといけません。少し詳しく見てみましょう!
- ブラッシングは毎日
- シャンプーは月2~3回ぐらいで、必ずドライヤーで乾かす

- ブラッシングと歯磨きは毎日
- シャンプーは月1~2回でドライヤーで乾かす
やはりダブルコート同士、ブラッシングは毎日必要ということですね!違う点は、疾患が起こりやすい場所が違うということです。日本スピッツはアレルギー性皮膚炎など皮膚疾患(ひふしっかん)を起こしやすく、ポメラニアンは口腔環境(こうくうかんきょう)が悪くなりやすいそうです。
そして日本スピッツもポメラニアンもダブルコートで暑さに弱いので、熱中症対策が必要となります。またどちらも比較的脱臼をしやすいので散歩のときやブラッシングの時にしっかり観察して、異変があればすぐにお医者さんに診てもらいましょう!

性格の違い
次はそれぞれの性格についてご紹介していきます♪

- 明朗で活発
- 賢く物覚えが良く従順
- 慣れないことには警戒心が強い(番犬としての特性)
- 人懐っこく親しみやすい
- 好奇心旺盛で遊び好き
- 誇り高い
もともと警戒心が強くて番犬気質なため、以前は慣れない人や慣れない環境だと吠えていたのも今は改良されました。なので、幼い時から様々な経験をさせてあげると良いですよ☆

ちなみに、日本スピッツの性格に関しては日本スピッツの性格★遊び好きなのでどんどん一緒に遊ぼう♪でも詳しく紹介していますので、こちらもぜひ読んでみてくださいね♪
- 友好的で活発
- シャイで飼い主に依存する
- 知性豊かでしつけがしやすい
- 好奇心旺盛
- 注意深く気が強い
性格に関しては日本スピッツと似ている部分が多いような気がしますね。どちらも賢いのでしつけは難しくないですが、慣れない環境などには警戒して吠えることもあるようです。違いとしてはポメラニアンはシャイで飼い主に依存する点ですね。

引用 YouTube

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歴史
では日本スピッツとポメラニアンの歴史についてご紹介していきます。
- 名前の由来はドイツ語のシュピッツ(尖っているという意味)
- 20世紀初頭にサモエドも交配された
- 1950年代後半日本で流行
- 神経質で吠えるため人気が落ちる
- 愛好家の努力で性格が改良され、人気回復
まず日本スピッツですが、日本にやってきた1920年ごろはホワイトスピッツと呼ばれていたんですよ。そしてドイツ産の白いジャーマン・スピッツや当時のアメリカン・スピッツなどの白いスピッツ系の犬と交配し、小さく白い犬に改良されていきました。
1950年代後半には人気が出たのですが、神経質でうるさいということで人気が落ちていきます。この無駄吠えの原因は人間側にもあったのです。それは外で飼うという飼育環境、知識や経験不足で日本スピッツの性格を理解してあげなかったからなのです。
でも愛好家の方たちは諦めませんでした!性格の改良を続け、今ではあまり無駄吠えをせず警戒心も少なくなり、穏やかな性格になったのです。このように性格が改良されたことで人気も回復してきたんですよ☆

- 祖先犬はサモエド
- 名前の由来は原産地のポメラニア地方
- 初期の毛色は大半がホワイトでまれにブラックがいた
- 中型のスピッツから品種改良
- 17世紀以降王族が飼育し流行
- 愛犬家のヴィクトリア女王が熱心に繁殖させ、小型化して世界的に人気犬種へ
ポメラニアンはジャーマン・スピッツのような中型のスピッツから品種改良を繰り返したことで小型化された犬種です。ポメラニアンは17世紀に王族が飼育したことにより流行しました☆そのころは体重が10㎏ぐらいあったそうです。今の5倍ですね!
そしてヴィクトリア女王が熱心に繁殖を続けたことで、小型化されていき体重は5㎏程になったそうです!!すごいですよね~、改良に改良を重ねてどんどん小さくなっていくポメラニアン☆小さくなったことでさらに世界的にも人気が出ました。
価格の相場
次は日本スピッツとポメラニアンの価格の相場を比較していきます!日本スピッツは20万円前後でポメラニアンは15~30万円前後でした。ポメラニアンに関してはカラーによって希少価値が変わるため、価格は個体差が出てしまうのです。
また2018年の登録頭数を見てみると、ポメラニアンが4位で19,148匹なのに対して日本スピッツは28位で1,004匹とかなり差があります。価格は差は少ないのにここまで登録頭数に差があるということは、驚きですよね!
また日本スピッツに関しては可愛くて真っ白な見た目の日本スピッツとサモエドの違いは??でも詳しく紹介しておりますので、こちらもぜひ読んでみてくださいね♪
まとめ
- 日本スピッツとポメラニアンの大きさはだいぶ違う
- 見た目の華やかさは似ているところもあるが、毛色はポメラニアンが多い
- 祖先はどちらもスピッツ系
- 性格は似ている部分も多いが、違う点は日本スピッツは番犬気質でポメラニアンは飼い主に依存しやすいところ
- お手入れはどちらもダブルコートなので、ほぼ一緒
- 価格は同じぐらいだが、人気には差がある
いかがでしたか?今回は日本スピッツとポメラニアンの違いについてご紹介しました☆似ている点も違う点もたくさんありましたが、どちらも可愛く華やかでしつけもしやすい魅力的なわんちゃんです♪みなさんの、これからの家族選びに少しでもお役に立てるとうれしいです!