引き締まった体躯にビロードの様な美しい被毛のミニチュアピンシャー 。最近は人気も出てきて目にする機会も増えてきましたね♪
シャープで凛(りん)とした印象のあるミニチュアピンシャー ですが、一体どんな性格なのでしょうか?飼いたいと思っていても、どんなことに気をつけたら良いのか、あまりイメージがつかない方も多いのでは?
まだまだ未知の魅力が沢山ありそうなミニチュアピンシャー ♪今回はそんなミニチュアピンシャーがどんな性格の犬なのか、たっぷりとご紹介していきたいと思います。
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ミニチュアピンシャーの性格はとてもお利口!
魔法でも使ってドーベルマンが小さくなったのか!と思うほど、その外見はドーベルマンに似ている印象ですよね。でも実は、ルーツはまったく別の犬種♪その歴史を遡る(さかのぼる)と、ドイツで小害獣駆除(しょうがいじゅうくじょ)をする犬種として重宝されていた、ヘルピンシェルがルーツとのこと!
ルックスはどこなく似ていても、ドーベルマンとはもちろん性格も全然違うと言われています♪
引用 インスタグラム
ピンと立ったお耳と大きな瞳が、ものすごく賢そうに見えます♪手に乗せたおやつを「待て」できるなんて、超人的、いやいや超犬的な精神力です!!

まず、そんなミニピンの性格をまとめてみました☆
- 好奇心が旺盛で活発、好奇心がありすぎて脱走癖も!
- 警戒心が強い
- 愛情深くて、飼い主にも従順
- 以外にも綺麗好き♪
体はちっちゃいけれど、動きが機敏でものすごく好奇心があるんですね。では早速、もう少し細かく性格の特徴をご紹介していきましょう☆
好奇心旺盛で活発な性格♪
とっても活発で、エネルギッシュなミニピン。初めて目にするものや、素早く動き回るものなどにはすぐに反応し、とことん興味を示していく性質があります。
あの細くてスタイリッシュな体で、ものすごい勢いで動かれたら、こちらもすっかり目が回りそうです!飼い主さんもそのスピードについていけず大変な思いをするのでは?!


家の中で走り回ることはもちろん、いたずらだって大好きです☆あまりにも好奇心が強くて、気になったものがあれば構わず追いかけ回し、時には家から脱走してしまうことも!!
そんなミニピンのお茶目な習性が所以(ゆえん)して、愛好家やブリーダーの間では「脱走の芸術家」という異名を拝命するという、なんとも不名誉な事実もあるんです♪
とにかく外交的で色々なことに興味を示すミニピン。初めて行く場所でもビクビクすることなく、何でも積極的に探索していく「冒険モード」全開!アウトドア派の飼い主さんにはうってつけのパートナーになること間違いありません♪
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引用 インスタグラム
こんな勢いで突進されたらどうする・・・!でも一生懸命な感じがなんとも可愛いです♪
けっこう警戒心が強い♪
ミニピンは警戒心が強く、少しの音にも敏感に反応する性質があります。また警戒心が強いがゆえに、なかなか人になつきにくい側面もあると言われています。
一方勇敢で怖いもの知らずな面もあり、自分より大きな相手にも果敢に向かっていく、勇気ある行動を見せるような性質を持ち合わせています。
とはいえ、こうした勇敢な性質は相手によっては攻撃的にもなることが!!知らない人や他の犬、また自分より弱い立場にある小さい子供に対しては、警戒心の強い性格が起因して攻撃的になったり、執拗(しつよう)に吠えてしまうこともあるんです。
引用 インスタグラム
楽しいんだけど、だんだん興奮してきちゃう!誰か〜、止めて〜!!

嫌なことをされたり、乱暴に扱われると攻撃的になることがあるので、手加減して相手をすることが難しい小さいお子さんのいる家庭には、あまり向いていないかもしれませんね☆
愛情深くて、従順なナイトにも♪
独立心と警戒心が強い分、一度飼い主さんを信頼するととても従順で忠実になると言われています。ただお利口なだけに主従関係がはっきりしていないと、わがままになったり頑固になったりするので、しつけには気をつけた方が良いですね♪
引用 インスタグラム
「ご主人様の言いつけとあらば、直角正座だって、グーパンチだってやらせて頂きます!!」そんな梅太郎君でございます♪
こんな風にお利口なミニピンなので、毎日のお世話やしつけもしっかりとして、良い主従関係を築くことが重要☆飼い主が主導権と決定権を握り、上下関係を明確に示してあげることで厚い忠誠心を示してくれるようですよ♪
普段は警戒心が強く、その立ち居振る舞いも堂々として、なかなか心を許さない印象ですよね。でも一旦心を許した飼い主さんの前では、深い愛情を示し甘えん坊な姿を見せることもしょっちゅうなんですよ♪
引用 インスタグラム
やばい!このイケメンっぷり♪ものすごく賢く凛々しく、そして忠誠心の塊(かたまり)のようなお姿に見えまする☆
以外にも綺麗好き♪
ワンちゃんで「綺麗好き♪」って一体どういうことなんでしょうか?!ものすごくユニークな特徴ですよね♪部屋の中を走り回るほど活発なミニチュアピンシャー ですが、どうやら散らかすのは嫌いなようで、身の回りを清潔に保つのが得意と言われています!

引用 インスタグラム
確かにワンちゃんがいるとは思えないほど、スッキリ綺麗に片付いたお部屋☆ミニピンちゃんも快適に暖房の前に陣取ってますね♪
優れた運動神経の持ち主!
ミニチュアピンシャー の運動能力は小型犬の中でも群を抜いています。動き回ることが大好きなので、その運動量も中型犬と同等量が必要と言われています!
小型犬だから運動量は少なめでOK☆なんて思っていると、飼い主さんはあまりの活発さに「こんなはずじゃなかった!」と地団駄(じだんだ)を踏むことに?!
散歩はもちろん大好き♪ドッグランで思いきり走ったり、ボールやおもちゃを使っての全身運動も大好きです。ミニピンの体力についていくのに必死で、思わず人間はヒーヒー言ってしまうほど、活動的で敏捷(びんしょう)なんですね。
引用 インスタグラム
こりゃ〜、すごいわ・・・。走りが早すぎて目が全く追いつきません!
そんな運動神経抜群のミニチュアピンシャー とのお散歩を、より快適&効果的にするためのコツがあると言われています。ちょっとまとめてみました♪
- 散歩は基本的に毎日!ファイト!
- 一回の散歩は30分〜40分程度を1日2回!
- チンタラ歩きはダメ、しっかりしたペースでぐんぐん歩く!
- 冬の散歩には防寒対策として何か着せてあげて♪
- 好奇心のあまり散歩中の拾い食いの可能性も!変なものを誤飲しないように目を配って☆
いやいや、この散歩の仕方って・・・人間にとっちゃまるでダイエットプログラムですかい!と言いたくなります☆好奇心のあまり拾い食いまでする可能性があるとは、何ともはやお茶目なワンちゃんです!
引用 インスタグラム
こ〜んな感じ♪防寒対策バッチリです☆バックの横浜ランドマークタワーに負けないオシャレな佇まい(たたずまい)が印象的♪
寒さに弱いミニチュアピンシャー ですが、その対策法をたくさんご紹介している記事ミニチュアピンシャー ☆寒さに弱い??対策方法をご紹介しますもぜひ読んでみてください!

ミニピンのしつけのコツ♪
これまでもお伝えしたように、ミニピンの性格は好奇心旺盛で勇敢な反面、人見知りでちょっと頑固なところもあります。また警戒心が強いため、なかなか人になつきにくいことも大きな特徴です。
見知らぬ人や犬に攻撃したり、小さい子供に吠えたり危害を加えないようにするため、社会性をしつけることは飼い主さんにとって非常に重要なタスクと言えるでしょう。
そんな性格のミニチュアピンシャーとは、飼い主との信頼関係を築くことがとても重要です。しつける時にはむやみに叱らず、十分な愛情を注ぐことがポイント♪そして毎日の生活の中で、たっぷり褒めてあげましょう!
具体的なトレーニング方法としては、あえて失敗しにくい簡単な指示からスタートし、成功したら思いっきり褒めてそこで訓練ストップ。良い行動をとったらご褒美をあげて、望ましい行動を繰り返し習慣づけることが大切なようです。
引用 インスタグラム
ちょっとテイストの異なる「しつけ」かと思っちゃいました!二足歩行ってすごくない??

ちょっと気になる病気のケア♪
ミニチュアピンシャーは室内飼いに適した犬種と言われていますが、四肢が華奢(きゃしゃ)で脱臼や骨折をしやすい性質があります。お部屋は床にカーペットを敷くなどして、足に過度な負担がかからないように工夫してあげると良いですよね♪
また部屋の高いところに登り、ジャンプして足を傷めるといった事故にも気をつけましょう。こうした不要な事故を防ぐためにも、入って欲しくない場所に仕切りを付けるなどの工夫も大切です。
すぐはしゃいでしまうので、興奮して部屋を走り回ってケガをすることがないよう、クレートトレーニングがオススメ。また留守番する時に、落ち着いて過ごせる住環境を整えてあげることも、ミニピンを安心して家族に迎えるための大事なプロセスの一つです☆
元気で活発なミニピンですが、以下のようなかかりやすい病気もあります。
外耳炎
断耳しなかったミニピンは、成犬まで耳が垂れたカタチのままということがあります。すると耳の通気性が悪くなり、最近が繁殖しやすい状況に!定期的な耳掃除で耳の中を清潔に保ってあげる、またシャンプー後はしっかり水分を拭き取ってあげるなどのケアが必要となります。
こうしたケアを怠ると、外耳炎になってしまうので要注意!
皮膚炎・アトピー性皮膚炎
ミニピンは皮膚が弱いと言われています。散歩時の他の犬との接触や、通常なら問題ない程度の細菌に触れても、皮膚炎を発症することがあります。またアレルゲンが口や皮膚を通して体内に入り込み、アトピーが発症することもあります。
1歳過ぎ頃から発症するケースが多いようですが、ボリボリと体を掻いて痒がっていたら要注意です!
膝蓋骨脱臼
膝のお皿の骨が脱臼してしまう病気です。ハズレ具合や頻度がひどいと外科的処置として手術が必要になる場合もあるようです。ミニピンのエネルギッシュで活発な動きに合わせ、家の中の床は滑らないようにシートなどを敷いてあげましょう。
椎間板(ついかんばん)ヘルニア
小型室内犬の宿命とも言える病気ですね。背骨と背骨の間のクッションがうまく機能しなくなり、痛みを伴う病気です。ミニピンはジャンプが得意ですが、高いところから飛び降りたり、階段の上り下りを激しくする際には注意が必要です。
当ブログでは、他にもミニピンに関する記事を書いていますので合わせてご覧ください!
まとめ
- ミニピンの性格は好奇心旺盛でとても活発♪
- 一方、とても警戒心が強く攻撃的な面も
- 警戒心が強く番犬の適正も十分
- 以外にも綺麗好き
- しつけはしっかりして社会性を身につけさせる
- 病気も色々、ちゃんと対応してあげよう
いかがでしたか?ミニピンについて、少し身近に感じて頂けるようになったでしょうか?
とにかく活発でスピード感あふれるミニピン♪一緒にいるだけですっかり元気になってしまいますよね☆その性格ゆえに比較的上級者向けのワンちゃんではありますが、しっかり特性を理解すれば、素晴らしい主従関係を築いて、パワフルな愛犬との日々を満喫できるはずです☆