お顔がしわしわで、今にも飛び出しそうなまん丸お目めのパグ☆パグがデザインされているグッズもあるくらいの大人気のワンちゃんですね☆また、時々CMやドラマにも登場しますよね♪
前回パグのかかりやすい病気についてお話ししましたが、今回はパグのよだれと病気の関係についてお話をしたいのです。ワンちゃんは暑いときやお腹がすいているときによだれが出ますが、それ以外にたくさんよだれを出すようになったらおかしいし、不安ですよね?
皆さんにパグの“よだれ”の原因が病気のサインであることを理解してほしいのです。なぜパグはよだれをたらすのでしょう?よだれをたらす原因はどんな病気と関係しているのか調べました!
Contents
パグはなぜよだれをたらすのか?

パグがなぜよだれをたらすのか?!調べてまとめてみました☆
☆鼻ぺちゃのワンちゃんがよだれをたらしやすい
パグのような鼻ぺちゃのワンちゃんは鼻から肺までの空気の通り道がせまく呼吸がしづらいため、口を開けて呼吸しようとする時によだれをたらします。
これらのワンちゃんはくちびるのたるみから唾液(だえき)がたれてしまうので、大量によだれをたらします
【鼻ぺちゃのワンちゃん】
- フレンチブルドッグ
- ペキニーズ
- シーズー
- ボストンテリア
- ボクサー
☆体温調節によるもの
人間は汗をかくことで体温を下げることができますが、ワンちゃんは汗をかかないで、体温を調節することができません。口を開けて呼吸をすることによって体内の熱を出します。
口を開けて呼吸をして鼻や口の中を息が通ることで、唾液を蒸発させて体温を下げるのです。
☆ごはん前の『待て』の時
飼い主さんがごはんやおやつの前に『待て』と合図をすると、ワンちゃんはたくさんのよだれをたらすことがあります。
☆ストレスによるもの
電車やバスや車に乗せる時緊張している時や慣れない環境にいる時にストレスを感じているようです。
☆病気の可能性
普段よりよだれの量が多い時は病気を疑った方が良いです。
それ以外にも多くないよだれの量であれば、健康である証拠なのであまり気にすることはありません。
引用Youtubeこの子がよだれをたらしているのは、よっぽどお腹がすいていたのでしょうね♪
引用Youtube
この子は歯みがき前によだれをたらしています♪
パグのよだれが多い時に考えられる病気と対処について☆

パグのよだれが多い時に考えられる病気は次のようなものがあります。
軟口蓋過長症(なんこうがいちょうしょう)
この病気は軟口蓋(なんこうがい)とよばれる鼻腔(びこう)と口腔(こうくう)を分けている口蓋(こうがい)の先が通常より長く、呼吸がうまくできなくなる病気です。パグの他にフレンチブルドッグやシーズーやペキニーズなどに多くみられます。
この病気の原因は先天的なものです。後天的な場合は、鼻腔が狭くなっていると呼吸をするときに圧力がかかり、軟口蓋が引っ張られる現象が繰り返し起こることから病気になります。
この病気の症状はこちらになります。
- ゼーゼーと音をたてる呼吸が荒くなる
- 大きなイビキをかく
- 食べ物が飲み込みにくくなる
症状が進行すると呼吸不全になったり、気管が変形して呼吸困難になるので、これらの症状には気をつけましょう。この病気を予防するには早期発見・早期治療がとても大切です。
熱中症
猛暑において日常生活や散歩や運動しているときに身体に適応障害が起こる病気です。ワンちゃんは暑さにとても弱く、地面との距離も近いため太陽で熱くなった地面の熱を体に浴びやすいからです。
ワンちゃんは汗をかかないで、口で呼吸をするので、熱を体外に放出します。ワンちゃんはとっても暑がりなので、1日中冷房をつける必要があります。
- 体温が40~41℃に上がる
- 呼吸数と心拍数が上がる
- 下痢
- 嘔吐
- ふるえ
- 発作
- 意識消失
熱中症を予防する方法はこちらになります。
- 窓を開けて風が通りやすくする
- クーラーや扇風機を使う
- 水分をしっかり補給させる
- クールマットやクールベストを使用する
夏の暑い時期によだれが多くなるので、愛犬に気を使って様子を見ましょう。
パグの寿命やかかりやすい病気について詳しく書かれていますので、是非!読んでください☆パグの寿命は短い?!長い?!長生きできる方法をお伝えします☆
引用インスタグラム
この黒パグちゃんはかなりよだれをたらしているらしく、タオルを巻いています♪
ワンちゃんがよだれをたらす理由♪

皆さんはワンちゃんがなぜよだれをたらすか考えたことありますか?ワンちゃんがたくさんよだれをたらすのは色々な理由があります♪見てみましょう☆
☆遊んでいるとき
ワンちゃんが遊んだり、走っているときに興奮している状態になるとよだれをたらすことがあります。
☆食事の消化を促している
ワンちゃんが良いにおいをかいだり、食べ物の味や食感を感じると唾液(だえき)が増えます。
☆体温や水分量を調節している
ワンちゃんは汗をかかないで、体温を調節することはできないので、かわりに口を開けて呼吸をすることによって体内の熱を出します。口呼吸をして鼻や口の中を息が通ることで唾液を蒸発させて体温を下げています。
☆リラックスしている
ワンちゃんが寝ているときや気持ちが落ち着いている時は、サラサラした唾液が増えます。
☆口内やくちびるの構造によるもの
ワンちゃんの歯は人間のようにぎっしりとはえていません。そのために唾液がくちびると歯の間に溜まってきます。
なるほど!色々あるんですねぇ!でも、よだれが病気のサインであることもあるんですよね。では!見てみましょう!
病気によるよだれの原因もあります☆

病気によるよだれはこちらになります。
てんかん
突然大量のよだれや泡を吹いてけいれんを起こし、気絶する病気です。けいれんを起こしてしまった場合はどのくらいの間隔(かんかく)でけいれんを起こしているか計って、病院へ連れて行きましょう。
乗り物に酔った時
愛犬を連れて車で出掛ける飼い主さんが多いです。ワンちゃんの中には乗り物酔いをすることが多いです。ワンちゃんは乗り物酔いをするとよだれをたらします。長い時間に車で外出するときは休憩をとるようにしましょう。
口内の病気によるもの
よだれが大量に出ているのは口内に病気がある可能性があります。たとえば歯肉炎、口内炎、舌炎です。このような病気があると舌に違和感があり、口を開けたままにしてよだれが止まらなくなっているように見えます。
また、ごはんを食べようとしなくなったり、口の臭いがいつもと違うことがあります。
食べかすが口内に詰まっているとき
ごはんやおやつを食べた後に、食物を口に入れた後によだれが止まらない時は異物が口の中に刺さってしまったり、歯のすきまに詰まってしまっていて、違和感を感じているかもしれません。
もし愛犬が口を開けたましているのであれば、歯に何か詰まっていないか確認して、歯ブラシをしてあげましょう。
消化器官に病気がある時
口の中の病気だけでなく、消化器官の病気の可能性もあります。ごはんを食べる時に勢いよく食べたり、食道に食べ物が詰まってそれを吐き出そうとしているためによだれが出てしまうことがあります。
早食いのくせのあるワンちゃんには、喉に詰まらせないように見守ってあげたり、食事の量を減らしたりして工夫しましょう。
以上でワンちゃんがよだれをたらす理由をまとめましたが、この中であてはまることがありましたら、早めに病院へ連れて行ってあげましょう。
ワンちゃんのよだれが多い時の対処方☆

ワンちゃんのよだれが多い時の対処方はこちらです☆
よだれ焼けを防ぐ☆
ワンちゃんがよだれをたらすと、どうしても口の周りによだれがついてしまいます。このよだれによる汚れが原因で口の周りが赤褐色になってしまうことをよだれ焼けといいます。
この対処方はワンちゃん用のウェットティッシュなどできれいに拭き取ってあげましょう♪また、よだれ焼けしてしまった毛はカットしましょう♪
落ち着かせる☆
ワンちゃんがよだれをたらす原因は興奮した状態であることです。声をかけたり、なでてあげるなり落ち着かせましょう☆
引用インスタグラム
この子はおもちゃで遊びながらよだれをたらしていますね♪
引用インスタグラム
ごはんを食べた後歩きながらよだれをたらしていますね♪
引用インスタグラム
この子はごはんを食べ終わったあとみたいですね♪
まとめ
- よだれをたらす犬種はパグのような鼻ぺちゃのワンちゃんが多い☆
- パグのよだれと関係する病気を理解しましょう☆
- パグとは限らずワンちゃんは暑さに弱いので、暑さ対策をしっかりやりましょう☆
- ワンちゃんのよだれの原因が病的なことは早期発見・早期治療が大切です☆
皆さん、いかがでしたか?ワンちゃんのよだれやそれと関係する病気についてお伝えしましたが、よだれについて『ワンちゃんがよだれをたらすのは当たり前だ』と思っていました。
調べていくうちによだれが病気と関係していることが重大だとは思ってもみませんでした。もっと病気について知識を深めなければいけませんね。
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