初心者でも飼いやすいと言われているトイプードル♪でも、初めてのわんちゃんを育てているうちに「うちのトイプードルって少し太りすぎじゃない?」「少し小さすぎない?」と不安になってくることもありますよね!そこで今日はトイプードルの体重推移についてお話ししていきたいと思います♪
そして「ティーカッププードルだと思ったらトイプードルだった!」なんてこともありませんか?たまに私もお話を聞くことがあるのですが、そんな気になるプードルのサイズ選びのコツについても順にお伝えしていきますね☆
生まれたては片手サイズ!?体重は?
皆さんは、生まれたてのトイプードルの赤ちゃんを見たことがありますか?トイプードルの赤ちゃんは、生後約90〜150gと言われています。新型のスマートフォンでも140~160gの重さがあるので、子犬の小ささがわかりますよね☆
引用 インスタグラム
子犬の成長は、とても早く生後10日で出生時の2倍にまで成長します。本当に小さい姿の時期はアッという間に過ぎてしまいますね。愛犬の成長を記録するのも良いかもしれないですね♪
「ウェルプ」は子犬時代のとても大切な時期!
ウェルプというのは、まだ母犬から母乳をもらって育っている子犬ちゃんのことを言います♪あの頃の子犬ちゃんは、母犬の母乳を探すのに必死でとても可愛いですよね!大体わんちゃんは生後1ヶ月程度で離乳を終えます!人間の赤ちゃんは1年くらいママから母乳をもらったりするので、とても早く離乳をするんですね♪
トイプードルの標準的な出生体重は先ほどお伝えしたように、90〜150gと言われていますが、それ以下で生まれてきた場合、未熟児や早産の可能性があります。逆に大きいと難産になり、母犬の負担が大きくなるんですね。
小さすぎる子の場合、悪徳ブリーダーの手によって帝王切開で早期に取り出されているという可能性も出てくるので注意が必要です!
人間と一緒で、出生体重が少し大きくても問題はありませんが、小さいと健康的なリスクが高まるので、子犬ちゃんを見るときに「成犬になっても小さい方がいいから、生まれた頃から小さい方がいい」という安易な考えをするのではなく、しっかり見極めておきたいですね♪
トイプードルの成長期は「5ヶ月,6ヶ月目頃」がピーク!
子犬のトイプードルがどんどん大きくなり、体重が増えていくのをみていると、「餌をあげすぎていないかな?」「大きくなりすぎていないかな?」と不安になってくることもありますよね!でもトイプードルは、生後5〜6ヶ月頃まで体重の増加が大きいので安心してください♪
急激な成長期では1ヶ月で400g〜600gもふえることもあり、「あれ?昨日よりなんだか大きくなった?」と思うこともあるくらいなんですよ☆こちらが一般的なトイプードルの成長ペースです♪
・生後6か月までは日々成長
・生後7〜8か月は体の変化が落ち着き、緩やかに成長
・生後9〜1歳半で成長が止まり生涯の大きさに
大体生後6ヶ月で骨格の約8割を作るので、そのためにぐんっと大きく成長するんですね☆その後は緩やかに成長していき、大体1歳半にもなると成犬サイズと言えます♪

トイプードルの平均サイズの目安は?
成長期を終え、成犬サイズになった愛犬は平均サイズなのか気になりますよね!ここでは成長したトイプードルの成犬サイズなどをお伝えします♪
- 体重・・・2〜4kg
- 体高・・・24〜28cm
こちらはあくまで理想体重なのですが、JKC(ジャパンケネルクラブ)では、体重ではなく体高を重視しているんです♪トイプードルは体の大きなスタンダードプードルを改良されて作られたわんちゃんなので、同じトイプードルでも体格に大きな差が出てくるんですね。
体高によるサイズの名称の違い
プードルは、「スタンダードプードル」、「ミディアムプードル」、「ミニチュアプードル」、「トイプードル」、そしてJKCでは認定されていないですが、「タイニープードル」と「ティーカッププードル」とたくさんの種類がいますよね!その大きさの分け方が、先ほどもお話しした「体高」になるんです♪
まず、スタンダードプードルです♪
引用 インスタグラム
こんな子がお散歩をしてたらとても大きくて目立ちますよね♪スタンダードプードルの体高は45〜60cmとされていて、プラス2cmまでは許容範囲とされています!
引用 インスタグラム
こちらがスタンダードの下のサイズで、ミディアムプードルです♪先ほどのスタンダードに比べると半分くらいのサイズでしょうか!体高は35〜45cmとされています☆
引用 インスタグラム
こちらがミニチュアプードルと呼ばれるサイズです♪隣にいるのは、平均体高53cmのボーダーコリーで、ボーダーコリーより小さいことがわかりますね♪ミニチュアプードルの体高は28〜35cmと言われています!
引用 インスタグラム
そしてこちらが今日の主役のトイ・プードルです♪スタンダードプードルと比べると本当に同じ犬種なのかと驚きますよね!トイプードルの体高は先ほどもお話ししたように24〜28cm、理想体高は25cmと言われています♪
引用 インスタグラム
こちらがトイプードルの下のサイズの「タイニープードル」です♪JKCで認定されていませんが、トイプードルの24cmより体高が低い23cmくらいが、タイニープードルのサイズと言えます♪
引用 インスタグラム
そして最後にこちらもJKCでは認定されていませんが、とても小さいティーカッププードルです♪タイニープードル以下の体高なので、23cm以下がティーカッププードルの体高という形になりますね☆

このようにプードルは体重も大切ですが、体高によって決まるということを頭の片隅に置いておきましょう♪後ほどプードルのサイズ選びのコツについてお伝えするので、楽しみにしていてくださいね☆
生後2ヶ月からの理想の体重推移とは?
生後2.3ヶ月というのはペットショップやブリーダーさんのもとから、お家にきて飼い始めることが多い時期ですよね♪トイプードルの生後2,3ヶ月目は、人間でいうと5歳と言われています。いろんなことを覚えできるようになる、成長期真っただ中ですね☆
環境の変化に戸惑う子もいるかもしれませんが、焦らずに一緒に過ごしていきたいですね♪では、生後2ヶ月からの理想の体重推移はどのようなものでしょうか?
引用 インスタグラム
このトイプードルちゃんは生後2ヶ月です♪この時すでに生まれた時から約10倍以上の体重になっています!すごい成長スピードですね♪2か月では、0.8〜1.3キロ、3か月では、1.2〜2.0キロが目安とされています。
実は生後2,3ヶ月の体重から成犬になった時の体重を予測することができるんです☆その計算式がこちらです☆
・生後2か月の体重×3=成犬時の体重
・生後3か月の体重×2=成犬時の体重
あくまで目安にはなってきますが、大体の予測はつきますよね♪この計算をふまえて、子犬の体重推移と成犬になった時の体重を予測してみてみましょう!

- 2か月で0.8kg
- 3か月で1.2kg
- 4か月で1.6kg
- 5か月で2.2kg
- 6か月で2.3kg
この子の場合、2ヶ月で0.8kgなので、先ほどの計算式としては
なので、この子は成犬になると約2.4〜2.5kgになるという計算になりますね♪

もう一つ一例として、2ヶ月で1kgだった場合を見てみましょう♪
- 2か月で1kg
- 3か月で1.5kg
- 4か月で2kg
- 5か月で2.6kg
- 6か月で2.8kg
この子の場合、2ヶ月で1kgなので、計算式に当てはめると
このような計算になるので、この子の成犬体重はおよそ3kgということになります♪この2つの例はたった0.5kgの差ではありますが、超小型犬にとってはこの0.5kgが大きかったりしますよね!なので、目安を知るためにも計算してみてくださいね♪
肥満にならないために必要なことは?
理想的な体重推移で成長すると、体重管理ができていないワンちゃんと比べ寿命が延びるともいわれています!もちろん愛犬には少しでも長く元気に過ごしてほしいですよね♪
そこで大切になってくるのは肥満にならないための食事と運動による体重管理です!そのポイントについて詳しくみてみましょう♪
食事のポイント
現在、飼い犬の1/4が肥満と言われています!トイプードルや超小型犬種はその可愛さから、おやつをあげすぎてしまったりして、肥満になるケースが多くみられるんです!でも、食べるご飯の量やおやつの量を気にしてあげることで、肥満は予防できます♪
特に、生後2・3か月ごろは内臓機能の発達が未熟です!一度にたくさんの食事をとってしまうと、消化不良を起こしてしまうので、1回に与える量を減らし、食事の回数を増やしてあげましょう。そうすることで、消化器官への負担を減らすことができます。
運動のポイント
小さなトイプードルは、1日2回10〜15分程度のお散歩でも十分です。無理な運動は、骨が細いと言われているトイプードルは足や腰を痛めてしまうかもしれません!また小さな臓器や器官にも負担となります。
運動をして体を壊してしまったら元も子もないですよね!なので、その子にあった運動を取り入れましょう!
引用 インスタグラム
トイプードルは超小型犬で、力もそこまで強くないので子どもでも安心してお散歩できますね♪室内でのボール遊びでも、十分運動できるのでおすすめです☆
引用 インスタグラム
ドッグランでのボール遊びも素敵ですね♪他のわんちゃんと触れ合うことによって、犬社会を覚えていくことができるのでドッグランでの運動もオススメです☆運動のしすぎには注意して、愛犬と楽しみましょう♪
BCS(ボディコンディションスコア)
愛犬が肥満かどうかをチェックするために、ボディコンディションスコアというものがあります♪このBCSは、5段階で評価されたもので自分の愛犬の肥満度をチェックするというものです♪BCSの「1」が痩せ気味、「3」が標準、「5」が肥満と5段階で分かれています☆
肥満にならないためには真ん中である「3」を目指すことが必要になってきます♪こちらの詳しい方法については柴犬の生後4ヶ月は重要な時期!体重管理と根気のいるしつけ☆にまとめてあるのでよかったらみてくださいね♪
肥満チェックリスト
肥満をチェックするのに、BCSを使う他に自分の目や触った感覚でチェックする方法があります♪トイプードルは、毛がモコモコしている分、目でみてもわからないことがあるので、しっかり触って肥満度を確かめましょう!
成長が大きい6ヶ月ごろまでは、あばら骨に触れるか触れないかくらいの肉付きが目安です♪そして成長が緩やかになってきたら、あばら骨が少し触れるくらいの肉付きを保ってあげるとちょうどいいでしょう♪ジャックラッセルテリア成犬サイズの紹介!!散歩や運動量は??にもチェックリストがありますので、こちらも是非参考にしてみてくださいね!
肥満の病気のリスク
肥満になるとやはり人間と一緒で、病気のリスクも高まります。肥満による代表的な病気がこちらです!
- 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
- 気管虚脱(きかんきょだつ)
この2つが肥満が原因による主な病気です。膝蓋骨脱臼というのは「パテラ」とも呼ばれますが、膝の関節が外れてしまう病気のことを言います。たまに人間でもポキポキ膝がなったり外れそうになったりしますよね。同じことがわんちゃんにも起こるんです。
太りすぎると、膝に負担がかかってこの膝蓋骨脱臼になりやすいと言われています。特に骨の細いトイプードルは膝蓋骨脱臼になりやすいと言えますね。私のお友達のチワワも、他のワンちゃんと遊んでいた時に外れてしまい、足を片っぽ上げて生活している時がありました。
お医者さんに行くと、鎮痛剤などがもらえたりしますが、軽いと気付かずそのまま治ってしまうことも多いので、気付かないうちに悪化していたなんてこともあり得ます。予防としては、高いところからジャンプをさせたりしないこと、床にカーペットを敷いて滑りを防止することなどがあります!
そして気管虚脱は、太りすぎて気管が潰れてしまい、呼吸がしづらくなる病気のことを言います。この病気は小型犬に多く見られる症状で、正しい姿勢でいることが第一の予防策と言えるでしょう!
病気について詳しくは、ギネスに載りたい!!長寿を目指すトイプードルの奮闘物語!に載っているので、ぜひご覧くださいね☆
プードルのサイズの選び方とは?
プードルには先ほど紹介したように、スタンダードプードルからティーカッププードルまでたくさんの種類がいますが、「トイプードル」「タイニープードル」「ティーカッププードル」はスタンダードプードルなどに比べると、体高の差がそこまでなく、子犬の頃だと分かりづらいですよね!
悪徳なペットショップやブリーダーさんだと、トイプードルなのにティーカッププードルと偽って販売したりということも珍しくありません。成長したら体高が高くなって本当はトイプードルだった!なんて話もよく聞きます。
そこで、トイプードルやタイニープードル、ティーカッププードルの選び方についてご紹介したいと思います☆

トイプードルの選び方のコツ
まずはトイプードルの選び方のコツです♪
引用 インスタグラム
まずトイプードルの見極めのコツは、目が大きくアーモンド型をしていること♪この子は目がとてもくりくりしていますね☆そしてマズルのバランスが良く、耳全体が大きめなことが特徴です!確かにこの子を見ると耳全体が大きめな感じがしますね♪
そして親犬がどれくらいの体重だったかという点も、一つのポイントになってきます!トイプードルの親犬はパパ、ママとも3.5〜6kgの間で選ばれることが多いようです♪そして触った時に体格がしっかりしていて、骨が太そうな子はトイプードルの可能性が高いです☆
できれば兄弟のわんちゃんも確認することがベストですよ♪
タイニープードル
続いてはトイプードルより小さめのタイニープードルです♪
引用 インスタグラム
こちらのパピーちゃんは、親犬が両方ともタイニーサイズなので、タイニーサイズ確定ですね♪見た目の違いは、お顔全体が小さめでマズルや口元が全体的に小さいことですね!確かに先ほどのトイプードルの子犬ちゃんよりお顔全体が小さい感じがありますね♪
そして親犬の体重がパパ、ママとも2.0〜3.5kgの範囲で選ばれます!この子のパパとママは両方とも3kgと小さめなので、タイニープードルの確率が高いでしょう☆
ティーカッププードル
そして一番小さなティーカッププードルです♪
引用 インスタグラム
とても小さいですね〜♪ティーカッププードルの見た目は、お顔全体が全て小さく、テディベア感が強めな見た目をしています☆確かにちっちゃくてテディベア感満載ですね♪そして耳が短くて小さく、耳の付け根がやや上の方にあるのが特徴です!
確かにこの子はトイプードルの子犬に比べると耳がだいぶちっちゃいですね!そして親犬は、パパ犬が2kg、ママ犬が理想では2kgの子が選ばれます♪ですが、ママ犬が小さいと難産の可能性が出てくるので、2kg以上の子が選ばれることが多いようです☆
確かに小さい身体で出産をするのはとても大変ですよね!全国の人間ママにはわかることではないでしょうか♪出産ってかなり大変ですよね!それでいて、わんちゃんはあの小さな身体で2〜4匹の子犬を生むのでそれだけでも尊敬しますし、神秘的なことですよね!
今でも悪徳ブリーダーは後を絶たないと言いますが、優良ブリーダーをしっかり見極めて子犬ちゃんをお迎えしたいですね♪ブリーダーを見極める方法は豆柴ブリーダーを探せ!!関東千葉県で豆柴をお探しならここ!!に詳しく書いてあるので、参考にしてみてくださいね☆
まとめ
- 生後2・3か月の体重から、成犬時の体重予想ができる
- 成長は6か月までがピークでその後緩やかに
- 生後9〜10か月が生涯の大きさ
- 大きさは体重ではなく、体高で判断
- 1度は専門家へ相談してみよう
いかがでしたか?トイプードルの体重推移がわかっていただけましたでしょうか?体重管理は難しいですが、成長期である子犬の体重推移は重要です!飼い主によって健康か肥満かが変わってきます。責任重大ですね!
しかし、あまり神経質になりすぎず、定期的に専門家へ相談し我が子の適正体重を知り、いつまでも元気にいられるように健康管理を行いましょう!